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表2−13 高齢者性別、年齢別健康状態(1993年) (%)

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資料:表2−6と同じ。
煙の習慣がある。その比率は高齢になるに従って低くなっているが、80歳以上でも21.1%の者が喫煙している。特に男性の54.6%が喫煙者であるが、女性は7.4%に過ぎない(表2−11を参照)。飲酒の習慣も年齢が上がるほど低くなるが、80歳以上人口でも10.9%は飲酒の習慣がある。男性の3分の1が飲酒の習慣があるが、女性では5.4%と低い。飲酒の習慣は、教育程度が上がるほど高く、高等学校以上の教育を受けた高齢者の3分の1が飲酒の習慣がある。
また、台湾では檳榔(びんろう、台湾ではびんなんと言う)の実を噛む習慣がある。若い人、特にタクシーやトラックの運転手の間では、檳榔の実は神経を興奮させる作用があり、居眠り防止になるとして、盛んに噛まれている。しかし、この習慣によって口腔ガンになる確率が高まるため、衛生機関はそれを止めさせようとしているが、増える一方で全然効果がない。表2−11に示すように、60歳以上の高齢者の5.3%は、檳榔の実を噛む習慣がある。特に60〜69歳人口、男性、あるいは小学校卒程度の高齢者においてその比率が高い。
行政院主計処の調査によると、1986年には54.4%の高齢者(65歳以上)は、健康状態が「良い、あまり病気しない」と自己評価している。この比率は1993年に45.4%に下がったが、「あまり良くないが生活に支障がない」という高齢者の比率が、37.2%から50.3%に増えた。寝

 

 

 

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